商業用データセンターから家庭のリビングへ:汇亚が浙江省湖州にて二重床の現地施工を視察し、日本式住宅架空床体系の中国国内における展開経路を深く調査
2025年6月10日、国内某二重床推進会社の朱聖龍総経理からの誠意あるご招待を受け、常州汇亚装飾材料有限公司の顧旭翔総経理一行は、浙江省湖州市へと赴きました。施工中の家庭精装修現場にて、日本式「二重床(にじゅうゆか / Double Floor System)」が中国国内住宅プロジェクトでどのように施工されているか、その施工工程、納まり処理、最終仕上がり効果を全工程にわたって観察・学習しました。
これは年初に汇亚チームが日本へ赴き、日本のベテラン建築設計家と「二重床製品の新たな方向性」について技術対話を行った後、汇亚が「概念学習」から「現場実証」へと進む重要な一歩となりました。1,000㎡規模のAクラスオフィスビルOAネットワークフロアから、100㎡規模の家庭住宅二重床施工まで、汇亚は真摯に問い直しています — 20年間蓄積してきた商業用フリーアクセスフロアの技術力は、本当に「一般家庭にまで届く」ことができるのか?

一、現場視察:日本式二重床体系の中国住宅における実際の施工
1. 施工現場スケッチ
今回視察した湖州の内装現場は、ある高層住宅のリビング・ダイニングおよび主要な居住空間で、施工総面積は約120㎡でした。施工チームは典型的な日本式二重床の納まり構造を採用していました:

- 下地: 既存コンクリートスラブ(厚さ約150mm、赤色のPEX給水管が事前敷設済み)
- 支脚: 高強度エンジニアリングプラスチック製ねじ調整支脚(黒色角型ベース + M16調整ボルト + 防振ゴムワッシャー)
- パネル: OSB(配向性ストランドボード)パネル(約600×900mmのモジュール化裁断、本実加工接合)
- 支脚配置: パネル1枚あたり4~6個の支脚、間隔約300~450mm
- 配管層: 架空腔体内に給排水・強弱電配管を統合し、後年の保守を容易に
施工全プロセスを通じて、3つの顕著な特徴が観察されました:
| 特徴 | 現場観察 |
|---|---|
| 乾式施工 | 全工程セメントモルタル・湿式作業なし、1戸あたり日産能力30~50㎡ |
| 可逆メンテナンス | 任意のパネルが独立して取り外し可能、下方の配管は即時点検可 |
| レベル精度 | ねじ支脚 + レーザーレベル併用で、全室平坦度±2mm以内に制御 |


2. 従来住宅地面工法との根本的な違い
中国国内の主流である「セメントモルタル不陸調整 + 複合フローリング張付け」工法と比較すると、日本式二重床体系は明確な世代差を示します:
| 比較項目 | 従来湿式工法 | 日本式二重床体系 |
|---|---|---|
| 工期 | 不陸調整・養生に7~14日必要 | 当日施工、当日歩行可 |
| 配管後改修 | 床面の破壊が必要 | 全ライフサイクルでメンテナンス可能 |
| 不陸調整 | 職人の技能に大きく依存 | ねじ支脚精密調整、ミリ単位精度 |
| 遮音 | スラブ厚さに依存 | 架空腔体+ゴム制振、性能優位 |
| 改修性 | 一回限り、不可逆 | 完全分解・再利用可能 |

二、深層研究:日本の二重床体系は何が「優れている」のか?
今回の現場視察を踏まえ、日本の JIS A 1440-1, -2:2007 規格、および GBRC(一般財団法人 日本建築総合試験所) が公開する『床材の床衝撃音低減性能等級表示(ΔL等級)』技術資料を組み合わせて、汇亚研究開発チームは日本式二重床体系の中核的技術価値を体系的に整理しました。
1. 床衝撃音制御 – 日本住宅の「床の魂指標」
日本は高密度集合住宅大国として、**上下階に隣接する住戸間の床衝撃音(床衝撃音)**に極めて敏感です。その評価体系は、1980年代の「推定L等級」から2008年に全面切替された 「ΔL等級(低減量等級)」 という大きな変革を経ています:
- ΔLL等級(軽量衝撃、JIS A 1440-1由来): ハイヒール、食器落下などの高周波衝撃を評価
- ΔLH等級(重量衝撃、JIS A 1440-2由来): 子供の走り跳び、家具引きずりなどの低周波衝撃を評価
ΔL等級は5段階(ΔLL-1 ~ ΔLL-5)に区分され、数字が大きいほど騒音低減性能が優れます。日本市場の主流である乾式二重床製品は、おおむね ΔLL(Ⅱ)-2 ~ -3 等級、ΔLH(Ⅱ)-1 ~ -2 等級 に該当します。
📌 重要な示唆: 日本の二重床の性能は単に「架空層を作る」ことではなく、63Hz~2kHzの全周波数帯域にわたり箱型実験室壁式構造実測により、幅木 + 際根太(防振端部根太) + 現場標準施工を含む完全な壁際納まり再現を要求します。これは汇亚が既に構築した JIS A 1450:2021 検査体系と、試験理念において高度に共通しています。
2. 対荷重性能 -「住宅級」の荷重ロジック
日本JAFAが規定する二重床対荷重試験では、Φ80mm加圧板を使用し、最大100kg(25kg×4)の局所集中荷重をかけ、試験体の「中央目地部、中央面材中央、支脚直上、壁際端部」の4つの典型位置で同時に変位量(沈下量)を測定します。
- 中央部平均変位量: 約4mm
- 端部(壁際)平均変位量: 約2mm
この指標は商業用OAフロアの耐荷重等級(汇亚商業製品は3000N集中荷重下でたわみわずか1.3mm)よりはるかに低いものの、家庭家具(書棚、ピアノ、冷蔵庫)の局所静荷重という現実条件により近いものとなっています。
3. 代替不能な3つの体系的価値
🏠 一:メンテナンス性 = 建築全ライフサイクルの持続可能性
日本住宅の平均寿命は60~100年に達しますが、その核心は「皮・肉・骨」分離設計にあります。二重床は配管層をコンクリートから独立させ、今後30年以内の水道電気改修、暖房アップグレード、スマート化配線に無限の可能性を予約します。
🏠 二:遮音・制振 = 隣人関係の物理的保険
支脚下の制振ゴム + 際根太の防振納まり + 幅木の隙間設計(典型的に2mm浮動間隙)により、床衝撃音の固体伝搬経路を体系的に遮断します。
🏠 三:床暖房適合性 = 北方暖房と南方独立暖房への自然な適応
架空腔体は温水床暖房パイプや電熱フィルムを統合可能で、従来の豆石充填床暖房と比較して、立ち上がりが速く、熱慣性が低く、エネルギー消費が少なくなります。
三、業界洞察:中国国内二重床体系の現状と「ローカライズ」の課題
1. 中国国内二重床支脚構造の二大流派
現場での実地観察と同業者交流を通じて、現在中国で推進されている二重床体系は主に2種類の支脚に分けられます:
| タイプ | 利点 | 欠点 |
|---|---|---|
| 金属脚(鋼製/亜鉛メッキ) | 高耐荷重、構造安定性、長寿命 | コスト高、ヒートブリッジ、運搬重量 |
| プラスチック脚(エンジニアリングプラスチック) | 軽量、断熱性良、低コスト、防錆 | 高荷重条件下では支脚配置を密にする必要あり |
汇亚傘下の商業用OAネットワークフロアシリーズ(HY-OA-500/600全鋼、ECS600包鋼硫酸カルシウム、V60AP600アルミ合金など)が蓄積してきた 支脚ロック構造、グリーンヘッドブラケット角ロック、ねじ調整精度 などの中核技術は、二重床住宅領域に完全に転用可能です。
2. 直視すべき3つの「ローカライズ」課題
🚧 課題一:プロジェクト規模の「断崖式落差」
| 指標 | 商業用OAフロアプロジェクト | 家庭用二重床プロジェクト |
|---|---|---|
| 単一プロジェクト面積 | 1,000 ~ 35,000㎡ | 80 ~ 200㎡ |
| 意思決定周期 | 3~12ヶ月(入札) | 7~30日(施主即決) |
| 施工チーム編成 | 8~20名の専門班組 | 2~4名の小型班組 |
| 現場調整 | 元請+監理+設計事務所 | 施主+内装会社+水道電気工 |
商業プロジェクトの「標準化大兵団作戦」モデルは、家庭シナリオの「ゲリラ戦」にそのまま適用できません。単位面積あたり施工管理コストの上昇、単点利益空間の圧縮は、突破すべき運営課題です。
🚧 課題二:マーケティングチャネルの全面再構築
汇亚の商業用チャネルは長年以下を対象としてきました:
- 元請施工単位(中建、上海建工など)
- 設計事務所およびデータセンターインテグレーター
- 大型A方ブランド(シーメンス、東京エレクトロン、建滔など)
しかし家庭用二重床の潜在顧客の意思決定経路は全く異なります:
- C端施主(小紅書、抖音、内装フォーラムから情報取得)
- ホームインテリアデザイナー / 設計工房
- 整装会社 / 精装会社
- リフォームサービス会社
汇亚は B2C / B2小B の全く新しいマーケティング認知体系を構築する必要があります。製品体験ストア、デザイナートレーニングプログラム、モデルルーム提携などを含みます。
🚧 課題三:サービス基準の「粒度」アップグレード
商業プロジェクト引き渡し後、顧客が気にするのは全体性能の達成ですが、家庭顧客が気にするのは一本のネジ、一本の継ぎ目、一回の物音です。アフターサービス対応は「プロジェクト周期」から「施主生活周期」へ切り替える必要があります。
四、機会判断:中国の既存住宅改修こそ、二重床体系最大の市場ウィンドウ
1. 政策と市場の二重ドライブ
住宅都市農村建設部の公開データによると、2000年以前に建設された都市部老朽コミュニティは、約22万件、4,200万戸、建築面積約40億㎡に及びます。共通の悩みポイントが存在します:
- スラブが薄い(多くは100~120mmプレキャスト板)、遮音性が悪い
- 配管の老朽化、配管経路が不規則で、改修に床破壊が必要
- トイレ・キッチンで大幅な床下げができない
- 床暖房の追加に制約あり
- 一度内装した後の再改修コストが極めて高い
二重床体系こそが、このシリーズの悩みポイントに対する「体系的ソリューション」です。
2. 汇亚の差別化参入経路
汇亚は既存の家装会社と直接競合するつもりはなく、20年の商業用フリーアクセスフロア産業蓄積に基づき、「高品質二重床基礎部品サプライヤー + 標準化施工方案アウトプット側」 として位置づけます:
🎯 製品側:
住宅向け軽量化、低高さ(80~150mm)、低コスト二重床シリーズを開発し、汇亚の成熟した 支脚精密調整技術、防静電仕上げ工程、JIS A 1450検査能力 を再利用。
🎯 チャネル側:
- 全国規模の家装チェーン、整装会社と戦略提携を構築
- 老朽コミュニティ改造工事に参入(旧改専項資金支援)
- 精装修分譲住宅デベロッパーの前装市場へ参入
- 巧得(常州)進出口貿易有限公司を通じ、日本住宅顧客の輸出注文を受注
🎯 規格側:
- JIS A 1450(架空地板試験) + JIS A 1440(床衝撃音) の日本ダブル規格を同時参照
- 中国国内住宅二重床業界推奨規範の制定推進
- 日本のベテラン建築設計家との約40年の経験協力基盤に立脚し、中日共同技術IPを構築
3. 既存住宅改修シナリオにおける3つの典型応用
| シナリオ | 二重床方案の価値 |
|---|---|
| 築20~30年の古い公住宅の総合改修 | 配管・不陸調整・遮音・床暖房の4大課題を一括解決 |
| 高齢者対応改修 | 段差なし、滑り止め、床暖房による足元温熱、緊急メンテナンス便利 |
| ホームオフィス/SOHOアップグレード | 強弱電フレキシブル配線、PC機器・プリンター等の搭載対応 |
五、技術の境界は、業界ではなく、想像力にある
データセンターからリビングへ、OAオフィスビルから二重床住宅へ、JIS A 1450 から JIS A 1440 へ — 汇亚は過去20年に蓄積したすべての検査体系、生産工程、施工経験を、家庭顧客が感じ取り信頼できる製品言語へと体系的に「翻訳」しています。
これは単なる製品拡張ではなく、汇亚が中国不動産が「増量時代」から「ストック改修時代」へと移行することに向き合う、自発的な転身です。
挑戦と機会は共存していますが、進むべき道は既に明確に見えています。
📍 公式サイト: www.huiyaibc.com
📧 業務お問い合わせ: 家装会社、設計工房、リフォームサービス会社、住宅デベロッパーの皆様、二重床システムの提携についてのご相談を歓迎いたします。
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湖州にて日本式二重床システムの現地調査:商業用フリーアクセスフロアから住宅市場への新たな機会 | 汇亚
HUIYA社、JIS A 1450試験装置を完成させ、日本のOAフロア市場向け日本規格への適合を実現
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